今から５年前、旧坂北小学校と旧本城小学校が統合して筑北小学校になりました。

しかし、その当時まだ校歌はなく、２・３年かけて作るということでした。

「別々の学校から来た子どもたちが心を一つにして歌える歌が欲しい」
「卒業式や入学式に歌える歌が欲しい」
との願いから、校友歌を作ることになりました。

私が作曲し、そこに地元の神主さんである山崎洋文先生が詞をつけ、歌に命と魂を入れてくださいました。
坂北、本城地区の歴史や自然が織り込まれ、子どもたちが、自分が育つ地域に誇りと愛情が持てる歌になったと思います。

その当時は、校歌ができるまで歌ってもらえればいいと思っていましたが、今日まで大事に歌い続けてきてくれました。

そして、来年度から再び坂井小学校と統合することになり、今日がこの校舎で行われる最後の音楽会でした。
校友歌も今年度いっぱいでその役割を終えます。

そこでその音楽会に、校友歌の作曲者である私を招待してくださったのです。

今はもう職員でもないのに指揮までさせていただきました。

久しぶりに懐かしい職員や教え子と保護者、地域の方にお会いでき、幸せなひと時を過ごすことができました。